研修・教育について
人材育成・キャリアアップの支援について
芳梅会は「小規模ながらアットホームな終の棲家をつくりたい」という故医学博士・島田梅子氏の意思を受け継いで設立されたホームですが、それ以外にも地域のお年寄りの生活支援を第一としながら、地域ボランティア・児童生徒の通う文教施設との交流や連携など、地域に支えられながら、施設も職員も共に成長してきました。
そんな私たちが掲げる理想、それは“時代”や“制度”が変わっても“人(心)”は変わってはいけない。そのために当施設が行ってきたことは、「ご利用者様にも、職員にもすこやか」な環境づくり。ご利用者様の喜びを追求するのは当たり前、職員の幸せなくしてご利用者様の幸せを願うことはできない。そんな思いが文化となり、“人”に優しい社風を育ててきました。

高齢者福祉を中心として「人を想う」価値のある仕事であることを法人全体で共有できるよう、その思いを支える確かな技術と知識を身につけることができるよう人材育成に取り組んでいます。
自己成長・専門職としての資質向上を支援する目標管理制度
目標管理シートや内閣府キャリア段位制度に準拠したチェック項目を用いた評価システムを活用し、定期的に上司と面談を実施しています。評価システムにおいては習熟度に応じた達成度を客観的に数値化し、自己成長を確認し目標設定できるシステムを導入しています。

まずは介護の基本を身につけるところからスタート
採用後は特別養護老人ホームやデイサービスでの介護業務からスタートします。相談職志望であっても、まずは現場でご利用者様と向き合う経験が重要と考えています。その後は、現場で後輩を指導する、相談員として専門性を活かす、ケアマネジャーとして活躍するなど、多様な道があります。

新卒採用者のためのチューター制度
最初の3~4か月間は日勤帯のみで、指導担当職員と同じシフトで勤務しながら仕事を覚えていきます。 4~5か月目からは先輩職員に同行しながら夜間勤務にも従事してもらいます。 最初の1年を通じて指導担当職員のアドバイスを受けながら介護のプロとして成長できます。

各事業所での活躍 = キャリアアップ
現在、木津川市・精華町で大きく分けて3拠点、またその各拠点にさまざまな形態の事業を展開しています。職員本人の将来のキャリアアップ志望をくみ取りながら、それぞれのフィールドで専門性やリーダーシップを高めていく機会が得られます。
研修内容(新卒の方向け)
14日間の新人基礎研修を実施し、介護職員として必要な基礎知識と技術を習得します。研修後は、各事業所での実務を通じてさらに専門性を高めていきます。
- 老人福祉論
- 高齢化進行/高齢者福祉制度/生活の場の整備と在宅福祉サービス/コミュニケーション/介護保険の仕組み
- 介護の基礎
- 移動・移乗介護/食事介助/排泄介助/入浴介助/オムツ体験/口腔ケアの知識
- 認知症ケア
- 認知症の理念と定議/認知症の種類/認知症の症状/認知症の対応
- 健康管理
- 血圧測定、体温測定、SpO2測定(実習含む)/状態観察のポイント/異常時の対応
- 清潔保持と感染症予防
- 感染予防対策の基礎知識/平常時の衛生管理/日常ケアにかかる感染予防対策/日常の観察
- 身体拘束
- 身体拘束とは/対象となる具体的な行為/対応と記録
- プライバシー保護の取り組み
- 人権・プライバシーへの配慮
- 栄養管理
- 摂食障害への取り組み
- 介護記録
- 介護記録の正しい書き方
- 送迎
- 安全運転
- 介護マナー
- 基本的マナー
- 地域福祉
- 地域から信頼される社会福祉法人となる為に
キャリアパスと研修計画

施設内職員研修(実施例)
- リフトによる移動・移乗研修
- ポジショニング・褥瘡予防研修・腰痛予防講習(外部講師)
- 感染防止対応(実技)研修
- 口腔ケア研修(外部講師:歯科衛生士)
- 接遇、言葉遣いに関する研修
- 認知症ケア研修
- 身体拘束、人権、プライバシーに関する研修
- 救急救命講習(AEDの使用方法を含む)
- KYT研修(危険予知トレーニング)